スウェディッシュマッサージ&スパ@カルマル

世界中あちこちで入国制限。

効果があってはやく世界が元に戻るといいな、と思いながらニュースをみています。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記
※燃えるような夕焼け

さて、ちょっと前にスパに行ってきました。

毎年、お義母さんから「クリスマスプレゼントは何がいい?」と聞かれるのですが、私たちの答えはいつも「何も要らない」です。

それじゃ面白くない…

というお義母さんに、じゃあ物じゃなくて、みんなで出かけて楽しく過ごそう!と提案。

ストックホルムの日本風温泉施設、yasuragiにでかけたりしたことも。

今回は友達からここいいよ、と聞いたお義母さんが場所決定。

地元、カルマルのスパです。

えー、カルマルにスパなんかあったっけ?

と誰も知らなかった(笑)

しかも中心街に。

どこにそんな施設が?

あった…

何度も通っていた通りの近くにあった…

5年、全く気付かず…

カルマルの中心街は石を積み上げた堤防状の壁に囲まれています。

その壁の中にもお店があったり、レストランがあったりします。

その壁のそばには、17世紀に作られ、国が防衛のために使っていた防空壕があります。

そこにスパがありました。(確か同じような構造でクラブも近くにあるはず)

外からは想像できない雰囲気の良さです。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

ソファの後ろにはジャグジーがあります。(写真撮ってなかった)

私とお義母さんは50分間クラシックマッサージをオプションで。

クラシックってことは、これが他の国でよく見かける「スウェディッシュマッサージ」なのか?

いつも旦那さんに聞いても「聞いたことない」としか返事がなかったスウェディッシュマッサージがどんなものなのかやっと判明!

オイルを用いたマッサージで、筋肉などをなぞるようにするマッサージ。

オイルの量が控えめで、ちょっと摩擦を感じたんですが、どうやらそれが代謝にはいいらしい。

マッサージいえば、タイ、台湾、上海でうけてきたものをイメージしていたので、もっとギュウギュウ押してほしい、と思ってしまった私は間違っていた。

血流の滞りを流してくれるマッサージだった。

末端冷え性の私には必要。

その間、うちの旦那さんとお義母さんの旦那さんはサウナ、ジャグジー、ライトセラピー付きマッサージチェア、ミストシャワーなどを堪能。

マッサージが終わったのにあわせて、ゆっくりとオーダーしておいたプレートが登場です。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

写真は生ハムなどの盛り合わせプレートですが、フィッシュ&エビプレートも美味しかった。

スモークされたエビはやはり美味しく、今年は絶対チャレンジしようとまた心に誓いなおしました。

カルマルに来る予定がある方で、ちょっとゆっくりしたいわ、という方は是非どうぞ。(水着、お忘れなく!)

貸切りにしたので、本当にリラックス。

2時間半のコースでしたが、あっと云うまに時は過ぎ、あぁ、リラックスしたねー、と帰路へ。

この時、私たちは知らなかった。

冷凍庫のドアがきちんと閉まっていなくて、10時間も半ドアで、家中に警告のピーピー音が鳴り響いていたことを…

リラックスして帰ったのに、「あぁ、もうついでだ!冷凍庫の霜取りだ!」と大慌てで冷凍庫内の食料を発泡スチロールにうつし、ちょうど氷点下に下がった家の外にせっせと移動させなければならないことを…

そして一晩中融けた氷がゴトンと落ちるたびに目を覚ますことを…

さらには朝日が昇る前に外に出していた食材を冷凍庫にしまいなおさなければいけないことを…

Västerport Spa & Relax

・2.5時間の貸切り(2人から)
月~木:600kr/人
金~日、祝日:700kr/人

・クラシックまたはアロママッサージ:
50分:795kr/人
25分:595kr/人

※ホットストーンマッサージは50分100kr


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デパートのレストラン、ストックホルムNKの場合

ストックホルムに行ったら買うもの。

それは山芋

1hg(ヘクトグラム)69kr。

つまり100g828円くらい。

山芋を1本(59.8gだった)買ったら41.26kr(約500円)

このヘクトグラム、スウェーデンでは野菜、果物、量り売りお菓子なんかでよく使う単位です。

高級山芋は山芋短冊にするか…ステーキもいいな…

ちなみにスウェーデンで買う日本のお菓子のお値段、激高です。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

亀田の柿の種、6袋入り。

多分日本では250円くらいで買えることもあるかと。

こちら、65kr、ええ、780円です。

100円くらいで買えそうな玄米茶のティーバッグの箱入りも1000円くらいします。

キットカット抹茶味もお徳用袋59kr(708円くらい)。

日本から救援物資をスウェーデンに送られるさいの参考にしていただければ幸いです。

こちら、Oriental Supermarket(オリエンタル・スーパーマーケット)に売っています。(※入荷待ちの時もあります)

さて、このオリエンタル・スーパーマーケットですが、以前行った時と場所がかわっていました。

老舗デパートのNK(Nordiska kompaniet、略してエヌコー)と続いた建物に移転していました。

ふむ…NKか…

地下に行って、ゴットランドとここでしか買えない、ゴットランドのムンクティーを購入。

そして、4階にあがって、ミシュラン2つ星のオーナーシェフ、ビョルン フランツェンがオープンしたカジュアルレストラン「Kantinen」に。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記
※これはミートローフ的なもの。

お洒落&美味しい。

サラダバー、クネッケ、冷たいドリンク(水/炭酸水/度数の低いビール)、それにメイン。

食後にはコーヒーかお茶もついています。

週末ランチは142kr(1704円くらいですが、この値段、そんなに高くないんですよ)。

全部セルフサービスなのが、まさにスウェーデンという感じ。

もちろん食べ終わった食器は返却棚に戻します。

スウェーデンに来て、このセルフ方式に抵抗がなくなってきましたが、それでもやはりサーブしてもらうのが好きです。

ランチタイムがはじまってすぐに入ったので、キッチンやホールの人が忙しくなる前に、とランチをとっていました。

ここで、不思議に思ったのが、従業員同士が英語で会話をしていること。

そういえば、メインを盛り付けてくれる人とキャッシャーなんかもお互い英語で話していました。

メインを盛り付けてくれた人は私にも英語、キャッシャーの人は私にはスウェーデン語。

なんだろう…

従業員同士も英語ばかりかと思えば、メンバーによってスウェーデン語になったり。

不思議だわ…

と思っていたら、ストックホルム在住&リンショーピン在住の方が教えてくれました。

スウェーデン語が話せない移民が働いてるレストランは英語、というのが最近増えているそうです。

そうなのか。

スウェーデン人は小さな子供でもすごいお年寄りでもペラペラと英語を話す人がほとんどなので、そういう対応になるのね。

スウェーデン語を話せなくてもレストランで働けるのか…

順応性あるなぁ、スウェーデン。


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お洒落カフェの真似、間違った朝ごはんセムラメニュー。

エーランド島といえば、ヒバリ。

先週金曜日に公式に春が来ました、と宣言がされたエーランド島ですが、ヒバリが鳴きまくっています。

さて、週末旅行でストックホルムに行ってきました。

目的はワークショップとアフタヌーンティーだったんですが、都会と云えばカフェ巡りも欠かせない。

美味しいレストランも行かねばならぬ。(欲まみれ)

エーランド島の友達が、どうしてもどうしても食べたかったというドーナツセムラ(期間限定)を出しているカフェ。

ふーん、そんなに食べたかったのか、ならばサプライズ土産で買っていってあげよう、と思い足を運んだのは、MR Cake

聞いたことある名前だわー、とチェックしてみると、2017年に有名な2人のシェフが作った爆発的人気カフェのようです。

このシェフ、テレビ番組かなんかで見たことがあるような…

濃い顔で、男前感を出し過ぎていたので一瞬でチャンネルを変えたため、シェフだとは気付かなかった。

何々?アメリカンスタイルが人気?

アメリカンスタイルにも色々あるからなぁ。

激甘、大容量なだけのアメリカンスタイルだったらイヤだなぁ、とか考えていたら、真っ赤なクロワッサンが目に入りました。

その名も、red velvet croissant(レッドベルベットクロワッサン)。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

どうやらインスタ映えで人気のようですが、そう云われると写真を撮るのが恥ずかしく、ササっと撮って、美味しくなさそうな写真ができてしまいました(笑)

かなり大きく、中にはクリームチーズのフィリングが入っていて、うぅーん♪とうなる美味しさ。

朝早い時間に行ったので、注文待ちは数人だけ、店内の席もまだ選べる感じでしたが、10時半すぎに去る時間には店の外まで注文待ちの列が伸び、満席御礼で、持ち帰り専用レジもオープンしていました。(そして友達へのサプライズ土産を買うのは失念笑)

今回はレッドベルベットクロワッサンを食べたのですが、朝食メニューをチェックしていた時に目に留まったのが、セムラグロットだかなんだか。

セムラとは、スウェーデンの『脂肪の火曜日』と云われるイースター前の40日だかなんだかに断食を始める前に脂肪を蓄えるためのお菓子のこと。

グロットはお粥のこと。

あ、これはよくお義父さんが話している、昔風の食べ方であるセムラを温かなミルクにつけて食べるやり方のことか?

と、いつものように思い込み、妄想が膨らみ、暴走。

へー、あれは朝食で食べるものなのか、じゃあ今年はそれを家でやってみよう!と。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

沸騰しないくらいに温めたミルクをセムラの周りに流し込むだけ。(本当はスープ皿みたいなのがいいみたい)

が、この食べ方、正式名はHetvagg(ヘートヴェグ)というようです。

ん?じゃあ私が見た朝食メニューは何だ?

Semmelgrötという名前で、スウェーデンの朝食の定番、オートミールにセムラで使うアーモンド、カルダモンなんかを入れたものでした。(マスカルポーネとビスキュイを入れるのがMR Cake流のようです)

あ、そう…

セムラを作るのに家にあるアーモンドを全部使ってしまった…

そして『脂肪の火曜日』と云われるセムラの日は今日。

来年作るか、Semmelgröt…

ということで、今年のセムラの日の朝ごはんはヘートヴェグ。

朝から甘い(笑)

サイドメニューはクネッケのオープンサンドで塩気補給。

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そして、今年も有無を云わさず手作りセムラをお義父さんたちにお届けです。

今年はアーモンドペーストを卵白バージョンから牛乳バージョンにしてみたり。(卵白のが美味しい気がする)

バンズは余裕をもって前日に焼き上げたため、しっかり発酵で、出来は上々。

そろそろ、来年はオリジナル感だしていくか?

■セムラのレシピはこちら
自家製アーモンドペースト
カルダモン入りバンズ


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1605年から続く、サーミのヨックモックマーケットへ。

スウェーデンに来てから、行きたい行きたいと思っていたヨックモックマーケット。

やっと行ってきました!

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記
エーランド島の家からは電車で1日とちょっとかかりまます。
2019年の夏に行った王様の散歩道よりは南に位置しますが、北極圏、ラップランドです。

ヨックモックマーケットって何?

あの洋菓子のヨックモックのシガールがたくさん買えるマーケット?

作るほど好きだから、本場ヨックモックで作ってきた?

いえいえ、そうではありません。

ラップランドの先住民族、サーミが1605年から400年以上もずっと続けてきたウインターマーケットです。

毎年2月くらいに行われているこのウインターマーケット。

北極圏のヨックモックは-20℃、-30℃、時には-40℃にもなります。

こいつは気合入れて準備しないと!

と、北スウェーデンの住民御用達ブーツなんかを買ったり、目出し帽まで用意していました。

が、暖冬。

地球温暖化。

マーケット中は最低気温が-14℃。(その数日前は-22℃だったけど)

最高気温はなんとたったの-2度。

北極圏の冬でこの気温。

本当にどうなっちゃうんだろう、と考えていたら、スウェーデンの16歳の環境活動家、グレタさんも来ていました。

期間中は11時から他の子どもたちと一緒に環境について短いスピーチをしていました。

なんやかんやと彼女の環境活動には賛否両論ありますが、投げかけたことが世間に届き、それぞれの意識に訴えるということが大事だと思います。

結局は一人一人の行動が大事。

見てるだけでもなく、聞いてるだけでもなく、考えて、行動することが大事。

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さて、ヨックモックマーケットは宿探しが大変!と云われていますが、クリア。

マーケットの近く、つまり町の中心にある宿がいくつか選べました。

一緒に行くメンバーが学生ということもあり、なんと一人2泊で500Kr(5500円くらい)というエコノミーな宿確保。

それは、学校。

ええ、教室の床にマットを敷いて寝ます。

マーケットまで徒歩5分もしません。

行ってみると、老若男女、いろんな国籍の人たちが泊まっています。

どうやらリピーターが多いようです。

マーケット内をサーミが飼っているトナカイがキャラバンを作って歩いていたり。

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※自分が選んだトナカイの成長を見せてくれるという、トナカイスポンサー制度もあり、英語で要項を送ってくれるようです。

トナカイレースがあったり。

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マーケットではトナカイの皮、肉なんかも手に入ります。

サーミの住居を模したテントではトナカイ料理も食べれます。

マーケット内のあちこちの建物内でも出店されています。

木のコブから作る「貰うと幸せになるククサ」だったり、ピューターを使ったアクセサリーだったり。

南スウェーデンではなかなか手に入らないものがたくさんです。

サーミ美術館もじっくりと楽しんで、すっかり満喫。

北スウェーデンの食べ物もたくさん食べ、『チーズコーヒー』も堪能。

え?

チーズコーヒーって何?

続く(笑)


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冬にスウェーデンに来るなんて… おもてなし その2)イケアミュージアム

暖冬すぎて、全然氷点下にならないので、庭仕事までできちゃいます。

非常事態。

秋にやっておくべき土づくりが今できるのはよかったけど、色々心配になる気候です。

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※手前の白いのはコンポストで残ってしまうタマゴの殻を混ぜて、気持ち酸性の土づくり。

さて、友達が遊びに来ました。

エーランド島は冬に来ても何もないよ、

夏がいいよ、

と云ったのですが、仕事の都合がつくのがここだけ!とのことでした。

うーん、

どうしよう、

どうもてなそう…

オーロラ、犬ぞり、雪…

これこそがスウェーデンのイメージかもしれない。

確かに、北スウェーデンはそんな感じである。

が、私が住んでいるのは南スウェーデン。

北スウェーデンとは1500kmほど離れている。

せめて内陸に住んでいたら雪もあるだろう。

エーランドは島であり、海に囲まれているので雪が積もることがあまりない…

オーロラも見えない。

さぁ、どうする…

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ということで、やってきました、『スウェーデン?あぁ!イケアの!』と云われるイケアに。

こちら、元イケア1号店、現イケアミュージアムです。

我が家から、車で3時間ほどの、エルムフルト(Älmhult)というところにあります。

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みんなイケア好きでしょー、と思ったら、なんと友達はイケアに行ったことがなかった(笑)

そういえば、私も日本でイケアは1回しか行ったことがなかった。

無料送迎バスとかはあるけれど、なんだか行きにくい場所にあったっけ。

今回は車で行ったイケアミュージアムですが、駅からすごく近いので電車もいいな、と思います。

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イケアが苦手(買い物&大手が苦手)なうちの旦那さんも楽しめたイケアミュージアム。

イケアの成り立ち、イケアの試みが常設展。

創業者のイングバル・カンプラードの時代背景なんかも知ることができたり。

昔のイケア製品や値段なんかも見れます。

ここではIKEAカタログの表紙に自分が入って撮影できます。(無料)

今のカタログはどうやらベッドが表紙なのでしょう。

壁のスイッチを押し、友達とベッドの上に飛び乗って、モニターで写真の位置を確認してシャッターが下りるのを待ちます。(10秒)

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イケア製品で使われているカラー、素材スキームが見れたりします。

常設展を見て、ランチ休憩をはさみました。

ちなみに入場料をはらったレシートを見せると併設のカフェでコーヒーが無料です。

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向かいにあるイケアホテルでランチを食べ、ミュージアム併設カフェでコーヒー休憩するのがいいかも。

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併設カフェのランチ(コーヒー付き)で、普通のイケアショップとは全然違う料理が選べます。

ミートボールについてミュージアムで語られていたので、食べておこう、とよく読まず頼むと、すごいボリューム。

ベジタリアンミートボールはメキシカン風で、チキンミートボールはグリーンカレーだったり。

さて、やっていた特別展は、肢体不自由な人の暮らしと必要なツール。

スウェーデンでよく見る、薄型スクリーンをあちこちに配置するスタイル。

色んな人が語り、実際にツールを使用している姿が映されています。

有名な人も、無名な人も居て、じっくり見いりました。

カルマル・エーランド島のアイロンマンに参加していた、がんで足の機能がなくなってしまった、アーロン・アンダーソン(Aron Anderson)も居ました。

特別展を見たら、イケアミュージアムのショップへGO!

こちらのショップにあるものはほとんどがイケアミュージアムでしか購入できないものばかり。

友達のショッピング魂に火がついたようで、カゴパンパンになって、あふれるほど買っていました。

お客さんで来ていたおじさんが驚いてカゴと友達を交互に見ていた(笑)

レジを打ってくれた女性もびっくり。

小分けの袋をもらったり、数を確認したり、レジを打つのに20分はかかっていました。

恐るべしお土産文化(笑)

とか云う私もあの丈夫なIKEAバッグのミュージアム限定サイズ&カラーを買ったり、それがすごく使いやすくて、それだけを買うためにもう一度ショップに行きたいぐらい。(往復6時間かけてそんなことできないけど)

1年のほとんどがオープンしているので、南スウェーデンに来たら是非。

そして店員さんが全員ものすごく感じがいいという衝撃。(いいことなのに)

イケアミュージアム

住所:Älmhult IKEAgatan 5

休み:クリスマスイブ、クリスマス、大晦日、元旦、夏至前日、夏至。

料金:大人60kr(720円くらい)
※レシートを見せると併設レストランでコーヒーが無料で飲めます。

■冬にスウェーデンに来るなんて… おもてなしシリーズはこちら
その1)北欧ビール三昧
・その2)イケアミュージアム


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週末コペンハーゲン

今週はずっと雨模様のエーランド島。

急に暗くなったので、ビタミンDタブレットを一日一粒飲み始めました。

ウツの予防。

スウェーデンに住むにあたって、すごく大事なことです。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

さて、週末はコペンハーゲンに遊びに行っていました。

旦那さんの友達とその嫁たち、あわせて6人で、いいホテルに泊まってテクノイベントに行くという計画。

私たち以外は子供ちゃんがいるので、それぞれおじいちゃん、おばあちゃんがベビーシッターしてくれています。

エーランド島を出発し、

友達のファミリーカーに乗り換え、

ルンドでもう一組の夫婦と合流し、

電車でコペンハーゲンへ。

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ファミリーカー、めっちゃめちゃスポーツカーです(笑)

素敵なホテルに着いたら、それぞれ部屋のカードキーを受け取って、一組ずつ部屋をみんなでチェック。

わー、素敵ー!

わー、バスタブがあるー!

とかみんなすごいはしゃぎっぷり。

早速ホテルの近くのスーパーに買い出しに。

NETTOっていう安いスーパーがスウェーデンにもあるんですが、どうやらデンマークのスーパーだったようです。

スーパーでビールもワインもなんでも買えるデンマーク。(スウェーデン、ノルウェーは国営酒屋で買う)

お酒が安いことで有名なデンマーク。(北欧諸国の中で一番安いのかと)

お菓子やビールを買い込む私たち。

お互いのバスケットとかのぞき込んで、これ美味しいよねー!とはしゃぐ。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

16歳まではアルコール度数16.5%未満が買え、

18歳になったら16.5%以下が買えるようです。

すごいなー。

スウェーデンは18歳でレストランでお酒が飲め、20歳で国営酒屋でお酒が買えるはず。

確か子供だけだと国営酒屋にも入れなかったはず。

隣の国なのにこんなに違うのね。

その後、ホテルの部屋でわいわい飲みながらお菓子食べながら過ごします。

どうやら子供がいる彼ら、久しぶりの子供抜きでの遠出ですごく楽しいみたいです。

そうか、それでかー。

飲みすぎるわけでもなく、羽目を外し過ぎるわけでもなく、ちょうどいい。

嫁3人は別室でお化粧タイム。

お互いお化粧しあったり、もう久々の女友達とキャーキャー感。

準備ができたら旦那3人が飲んでる部屋に乱入。

タクシーでみんなでテクノイベント会場へ。

この会場の荷物チェックがすごかった。

荷物は全部調べられるし、ガムの袋も中を開けて確認。

ボディーチェックもあちこちしっかり触られて確認されます。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

音楽的には変化が乏しくそんなに素敵ではなかったんですが、みんなで来てることに意味がある。

ぶっとんだクネクネ踊りを披露する他の旦那のダンスを見てゲラゲラ笑ったり。

これは朝までコースかな、と思っていたところ、23時前には、もう眠い、限界との声が。

え!来てまだ2時間だけど!

私と旦那さんだけ少し残ることにしました。

帰りのタクシーが3秒ごとに値段が1krずつ上がっていく怖さ。

デンマーククローナのほうがスウェーデンクローナより高いのは知っていますが、どれくらい高いのか知らないのでドキドキ。

どうやらデンマーククローナは約16円、スウェーデンクローナは約10円。

どんどん下がるスウェーデンクローナ。

どうした、スウェーデン。

翌朝、SMSで朝ごはんに行くのを誘いあう。

どこまでも可愛い仲良し旅行。

どうやら私たちが夜遊びしている間、ホテルに戻った4人はお腹がすき、夜食を食べに行ったようです。(晩ごはん食べてなかったから)

そしてなぜか、ペスカトリアン(野菜、魚は食べるが肉は食べない)が急にケバブが食べたくなり食べるという事態になっていたようです。

久々に山盛りの肉を食べたペスカトリアン、夜中3時に胃が張って眠れずに何度もトイレに起きるという(笑)

楽しく朝ごはんを食べ、チェックアウトまでホテルで過ごすことに。

私たちはホテルの周りを散策。

途中で見つけたコーヒー専門店にふらっと立ち寄るとスウェーデンでは見たことがない(と思う)Flat whiteというコーヒー発見。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

どうやらカフェラテの泡がないのがフラットホワイトのようです。

全く理由がわからないんですが、サービスです、とお店の方がごちそうしてくださいました。

今回写真を全然取っていなくて、お店の名前が全くわかりませんが、次回コペンハーゲンに行ったら今度は売り上げに貢献しようと思います。

特にコペンハーゲン観光をしたわけではない週末だけど、あぁ、友達と一緒にいることが一番の目的っていうのはこういうことなのか、と思いました。

うん、楽しかった。

でもいつかちゃんとデンマークのあちこちに行きたい(笑)


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ラップランドを旅する その8)王様の散歩道 サーミのカフェ巡り

ラップランドで夏休みを過ごした私たち。

王様の散歩道(クングスレーデン/Kungsleden)と呼ばれるトレイルを歩きました。

トレイルの予定はこちら。

1日目:15km
└(アビスコツーリストスタフン/Abisko turiststaion→アビスコヤウレ/Abiskojaure)
2日目:20km
└(アビスコヤウレ/Abiskojaure→アレスヤウレ/Alesjaure)
3日目:25km(峠越え含む)
└(アレスヤウレ/Alesjaure→セルカ/sälka)
4日目:12km
└(セルカ/sälka→シンギ/singi)
5日目:14km(夜20時までに到着必須)
└(シンギ/singi→ケブネカイセフェルスタフン/Kebnekaise Fjällstation)
6日目:ケブネカイセ登頂
7日目:19km
└(ケブネカイセフェルスタフン/Kebnekaise Fjällstation→ニッカルオクタ/Nikkaluokta)

さて、王様の散歩道7日目、ゴールのニッカルオクタを目指します。

—————-

今日は約19kmを歩きます。

ニッカルオクタでバスに乗ってキルナに行く予定。

バスは1日2便。

11:55もしくは16:50。

この夕方の便に乗り遅れることは許されません。(タクシーがすごく高いから)

念のために、朝7:30出発。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

一人2本ずつトナカイのツノを背負ってます。

すぐ近くにキャンプ場があったのね。

こういう情報、一体どこで手に入れてるんだ?と思いながら進みます。

エーランド島にサマーハウスを持っている家族の旦那さんと息子さんがケブネカイセ登山に挑んでいる日なので、天気が気になります。

うちの旦那さんと、今日は曇りの予報だけどまだいい天気だね、そろそろ頂上に着く時間だけど雲が多いね、大丈夫かな、と話しながら先に進みます。(残念ながら頂上は曇っていたそうです)

特に起伏もなく、でも特に見どころもなく。

電線が見えたり、

携帯はずっとつながってたり、(アビスコからケブネカイセまでは携帯つながらず)

飛行機やヘリコプターが頻繁に飛んだり、

なんだか町に近づくのがわかります。

今日の旅のお供は、スウェーデンのミリタリー。

20歳前後の若者を数人ひきつれて、上官の方とトレーニングでしょうか。

あの荷物どれくらい重いのかな、とか

何日トレーニングしてるのかな、とか

トレーニング中だから全然話さないね、とかボソボソ云いながら、抜きつ抜かれつ。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

きゃー、素敵な建物。

お昼を少し過ぎたところでレストラン発見です。

ENOKS
ニッカルオクタから5.6km先のボート乗り場そばのレストラン/カフェ/ショップです。
営業時間10時から16時。
2019年の営業は6月22日~9月8日まで。

鬼軍曹(うちの旦那)は、先を急ぎたい派ですが、コーヒーだけ飲もうよ、と誘いました。

時間に余裕もあったので、ゆっくりとフィーカ/fika(コーヒーブレイク)。

トナカイのツノをたっぷり使ったラップランドらしいインテリア。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

サーミの人が経営しているようですが、お、この人雑誌かなんかで見たことあるぞ、と。

サーミのスタイルでジュエリーデザインなんかをしている人だったと思います。

素敵なブレスレットもお買い上げ。

ほくほくでゴールに向かいます。

道が整備されていて、歩きやすい。

14時半前に無事にバス停近くのゴール、ニッカルオクタに到着。

美味しいという評判のレストランに入ります。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

ここもトナカイ、ヘラジカのツノがたっぷりとインテリアに使われています。

久々のレストランでの食事はトナカイの肉を選びました。

ヘラジカはエーランド島でも食べれるっちゃ食べれるが、トナカイは手に入りません。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

すごく地味な見た目ですが、美味しい。(豆等のトッピングを忘れられたようで他の人には載っていた 笑)

Nikkaluokta sarri
レストラン、ショップ、ギャラリー、図書館併設
宿泊施設、キャンプ場もあるようです。

バスまでのあり余る時間、ずーっとレストランでおしゃべり。

リンゴンベリーのサフト(ジュース)は飲み放題だし、コーヒーも飲み放題。

クッキーも食べ放題。

しかし、多少胃が小さくなっている私たち。

すぐお腹いっぱいに。

普段もこれぐらいでいいんだよねー、

この機会に食べる量減らそうか、と話す私たち。(旦那さんは2㎏減、私は2.5㎏減でした)

バスが来る20~30分ほど前から周りの人たちが動きはじめます。

バス、予約も何もいらないみたいだし、全員乗れるのかなー、と云いながらバス停へ。

すでに一台のバスは人でいっぱいです。

周りの人がスマホを見せたり、プリントアウトした紙を持っています。

予約…いるんちゃうか…

え、それやったらやばいな。

もう一台バスが来たので運転手さんに聞いてみました。

「予約してないけど大丈夫?」

「大丈夫、今支払ってくれればいいから」

「事前に予約できるの?」

「オンラインでできるよ」

そうか…バスの中で支払いする方法しか知らなかったわ…

オンライン決済だと50kr(約650円)お得な150kr(1950円くらい)。
バスの中だと200kr(2600円)…
ネットがつながる環境にいただけになんか悔しい。

キルナでちょっといいホテルを予約しておいたので、ゆっくり寝よう。

シャワーもじっくり浴びよう。

あ、トナカイがいた。

王様の散歩道では見れなかったトナカイが道路にいました。

森から道路に出てきて困惑中のトナカイ。

わかるわ、慣れてるはずの私でさえ冷房の入ったバスとかに困惑していました。

文明ってすごいけど、怖いよね。

となぜかトナカイに感情移入。

ちなみに、キルナでもサーミの住居を模したイートインスペースのあるところに行きました。

ストリートフードですがかなり人気があるようです。

レビューも高評価、いつでも人がたくさんいます(が、並ぶほどではないちょうどよさ)。

ジャンクフードはジャンクフードですが、雰囲気も良く、味も悪くないのでどうぞ!

Stejk Street Food
住所:Konduktörsgatan22 、98134 Kiruna
月曜定休
昼12時から夜21時まで

☆————–
本日のラク旅情報。

1)途中、船でショートカットできます。

ニッカルオクタから6kmほど歩いたENOKSカフェのあるところから、6km先まで20~30分でワープ。
船のタイムスケジュールを調べていくのがおすすめ。

Boat departures

大人一人350kr(4550円くらい)。

2)ヘリコプターでケブネカイセの山小屋からニッカルオクタまで行けます。
(前日を参照ください)

3)荷物のみヘリコプターで運ぶこともできます。
スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

☆————–

さて、王様の散歩道を実際に歩いた距離はこちら。
1日目:約19km
└(目的のアビスコヤウレを2kmほど過ぎて終了)
2日目:約23㎞
└(目的のアレスヤウレを5kmほど過ぎて終了)
3日目:約20km
└(目的のセルカで終了)
4日目:約14km
└(目的のシンギを2kmほど過ぎて終了)
5日目:約12km
└(目的のケブネカイセフェルスタフンで終了)
6日目:往復17km
└(息も絶え絶え、ケブネカイセ登山でした)
7日目:19km
└(目的のニッカルオクタまで歩き、その後バスでキルナに行って終了!)

足の裏に水ぶくれが数個できただけの私。
それでもキルナについた翌日は牛歩でしか進めないほど足の裏がパンパン。

重いバックパックを背負っていた旦那さんは鎖骨辺りの皮が多少むけていましたが、本人気付かず。

お土産はキルナでも買えますが街中では意外と素敵に見えず。

トナカイのサラミ、なども冷凍肉などばかりで持ち帰りが難しい。

それならアビスコのスーパーでちょっとしたミニサラミなどがいいのかも。

トナカイの敷物などはツーリストインフォ?のあるお土産屋さんが一番安いようですがそんなに差はありません。

室内用と屋外用があって、屋外用はセントラルにあるスーパーと同じ建物にあるところでお取り扱いがあるようです。

サーミのブレスレットはニッカルオクタが品揃えも多く比較的安く、ENOKSがセンスが良く、アビスコはお値段が高いという感じ。

キルナの有名なアイスホテルはどうやら夏も営業をはじめたようです!(ランダム情報で締めくくる)

■ラップランドを旅するシリーズはこちら↓

その1)寝台列車
その2)王様の散歩道 Abiskoからスタート!
その3)王様の散歩道 Alesjaureを目指して川を渡る
その4)王様の散歩道 峠越え
その5)王様の散歩道 蚊の来襲
その6)王様の散歩道 どの山がケブネカイセですか?
その7)王様の散歩道 山をなめるな!ケブネカイセ登頂!
・その8)王様の散歩道 サーミのカフェ巡り


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ラップランドを旅する その7)王様の散歩道 山をなめるな!ケブネカイセ登頂!

ラップランドで夏休みを過ごした私たち。

王様の散歩道(クングスレーデン/Kungsleden)と呼ばれるトレイルを歩きました。

トレイルの予定はこちら。

1日目:15km
└(アビスコツーリストスタフン/Abisko turiststaion→アビスコヤウレ/Abiskojaure)
2日目:20km
└(アビスコヤウレ/Abiskojaure→アレスヤウレ/Alesjaure)
3日目:25km(峠越え含む)
└(アレスヤウレ/Alesjaure→セルカ/sälka)
4日目:12km
└(セルカ/sälka→シンギ/singi)
5日目:14km(夜20時までに到着必須)
└(シンギ/singi→ケブネカイセフェルスタフン/Kebnekaise Fjällstation)
6日目:ケブネカイセ登頂
7日目:19km

実際に歩いた距離はこちら。
1日目:約19km
└(目的のアビスコヤウレを2kmほど過ぎて終了)
2日目:約23㎞
└(目的のアレスヤウレを5kmほど過ぎて終了)
3日目:約20km
└(目的のセルカで終了)
4日目:約14km
└(目的のシンギを2kmほど過ぎて終了)
5日目:約12km
└(目的のケブネカイセフェルスタフンで終了)

さて、王様の散歩道6日目、スウェーデンで一番高い山、ケブネカイセ登頂です。

—————-

ドキドキワクワク、ツアーに参加しての山登り。

ツアーに参加しなくてもちょっと遠回りのコース(氷河を通らない)でケブネカイセに登ることができます。

が、ツアーなら往復10時間、遠回りコースは往復14時間。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

4時間の差。

事前に電話でスウェーデン観光協会に遠回りコースについて聞いてみました。

晴れてたら何の問題もなく行って帰ってこれます、とのこと。

天候が悪くなると、帰りに迷う人が多くなるそうで、コンパスなどでしっかり確認しないといけません、とのこと。

ちょうど予定していた日のツアーが残り3席。

残ってるならツアーで行ってみるか!と申込み。

これが私の不幸のはじまりとは知らず…

当日の天気は晴れ。

前日のツアー説明会でバックパック、ヘルメット、ハーネス、ウォーキングスティックを無料レンタル(ツアー代に込み)。

持っていなかったものとして、サーモスを借りました。

前に富士登山をした時、寒くて寒くて、8合目で温かいコーヒーを沸かして飲んで一息つけたので、サーモスは念のための必需品。(しかし壊れてて全く温かくなかったお湯…)

ランチパックがツアー代に含まれていたので、朝早く起きて、レストランで自分で好きなようにサンドイッチを作って詰めました。

楽しみだねー、と笑顔の私と旦那さん。

この先に起こることなど何も知らず…

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

メンバーは私たちと他4名。

それにガイドさんと見習いガイドさん(他4名のお客さんの身内のようでした)で計8名。

少人数っていいよね。

朝7時10分集合、そしてスタート。

あれ…

これは…

この人たち、ペースが速い…

結構必死でついて行く私。

まさか、まさか…

このツアー、30分に一度5分の休憩をとるそうですが、遅れてしまいその休憩までに追い付かなくなってしまう人は氷河の手前で一人で帰らされます。

まさか、まさか…

必死の私を微笑みながら見る旦那さん。

いや、私、スピードマックスやで。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

約1km歩いて、山のふもとで1度目の休憩。

水を補給するいいスポットですよ、とのこと。

これは確認しとかな、と思い

「このシュンシュンっていうスピードでずっと行きますか?」

とガイドさんに質問。

「シュンシュンって?んー、ゆっくりは行かないけど、もう少しスピード落とそうかな。もし早いと感じる場合は先頭にいるガイドのすぐ後ろをついて来るといいよ。後ろ側だと差が広がってキツクなるから」

とのこと。

OK!

すぐさまガイドの後ろを陣取る私。

続く旦那。

多分10代後半から20代前半と思われる他のメンバーはおしゃべりしながら元気いっぱいです。

すでにマックスのスピードで歩いていた私は、少し気分が悪くなってきました。

ケロリン。

歩きながらひとくちゲロでました。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

何もなかったかのようにガイドについて行く私。

ケロリン。

はい、2度目のひとくちゲロ。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

まだ山にも登っていないのに。

朝一でマックススピードで運動すると吐く、というのは前にも一度ありました。

あれは自転車で九州縦断していた時、屋久島の登山口まで自転車を飛ばしていたら吐きました。

その経験より、吐いた後は元気になることを知っていたので、平静を装うに限る。

旦那さんには休憩の時に日本語で「ゲボしたわ」と伝えましたが、意味がわからなかったようで、夕方に「あれって吐いたってこと?」と聞かれました。

すぐ後ろを歩いてた人にも気づかれず吐く能力よ。

しばらく進むと「ここからは急な登りが続きます」とガイドさん。

その後、お腹がまだ気持ち悪いので、後ろにいる旦那にバックパックを渡しました。

「ごめん、持って」

最小限の言葉しか云えない私。

息があがって、ただただ必死。

それでも遅れずに何とかついて行った私ですが、その後の休憩でガイドさんが注意を。

「友達に水なんかを取ってもらうのはいいけど、バックパックごと渡すのは負担になるからやめましょう。重い場合は中の荷物を先に渡しましょう」

ふと気が付くと、他のメンバーでどうやら40歳男性(話の内容で年齢判明)も誰かにバックパックを持ってもらっていました。

旦那さんがバックパックの中身を移してくれるかな、とちらっとよぎりましたが、そんなわけない。

うちの旦那さんはスウェーデン人。

云われないことは望まないこととみなすお国柄の人。

話す元気がなかった私は、休憩終わりにバックパックを自分で背負いなおして登山続行。

やっぱりペースが速いのか、息が尋常じゃないくらいあがり続けます。

気持ち悪くなってきたので、またもやバックパックを旦那さんに託しました。

私は周りをみる余裕がなかったので気づかなかったんですが、後の旦那さん談によるとガイドさんが

「あかんわ…(Det har kommer aldrig att gå…)」

とつぶやいていたそうな…

その後も必死についていく私。

誰かに「大丈夫?」と聞かれると笑顔で「大丈夫!」と返せるのはなぜ。

必死、必死、必死。

こんなに息があがることがあろうか。

いつガイドさんから

「You、もう帰っちゃいなよ」

と云われるかと思いながらの登山。

途中の岩がゴロゴロした(登りではない)ところでは人を抜かすこともできました。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記
写真を撮る余裕も(笑)

さあ、氷河に着きました。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

ここからはヘルメット、ハーネス着用。

ロープでチーム全員がつながって行きます。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

途中に氷河の割れ目、クレバスもいくつかあります。

青いクレバス。

あぁ、きれい、と思いつつ、遅れないように必死について行きます。

氷河を渡ったら次は崖のクライミングです。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

クライミング。

やっててよかった、スペインで。

途中でチームメンバーを待つほど余裕しゃくしゃく。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記
写真ではすごい崖に見えますが、全然難しくない初心者コースだと思います。

景色はいいし、最高です。

途中、ツアーじゃない個人の人もいました。(クライマーの方と思われます)

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記
渡ってきた氷河を見下ろします。

崖を登ったら第一回目のランチです。

この時点で11時半くらい。(出発から4時間ちょっと)

まだ登るので、私は飴とかレーズンとかしか食べず。(また吐くと困るから)

この人大丈夫か?というくらい息をあげながら頂上を目指します。

ランチ後からはガイドさんの後ろをつかず、最後尾を歩いていました。

頂上が見える、でも死にそう、と思っていたら「ジャパーン!」と声が。

あ!

数日前に抜きつ抜かれつを繰り返したフランス人3人組です。

こんなところで会うとは!

なんだか嬉しくてハグ。

元気をもらいました。

小一時間で頂上にたどり着きました。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

ツアーの人はハーネスについているカラビナを頂上からでているロープにつなぎます。

次々人が登ってくるので、滞在時間はほんの数分。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

見よ、辺り一面、山、山、山。

素晴らしい美しさ。

チームのみんなは歩いておりていたんですが、プラスチック袋を用意していた準備のいい私。

チームのみんなに「バイバーイ!」と手を振って、袋をお尻に敷いて一気に滑り降りました。

この人死ぬんじゃないという感じで登ってた人と同一人物とは思えないはしゃぎっぷり(笑)

その後、2度目のランチ。

もう登らなくていいと思うと急にお腹がすきました。

がっついてランチを平らげました。

クライミングをしながら崖をおりる途中、雨が…

すぐやむという旦那さんの予想とは裏腹に雷が鳴り始めました。

横殴りの大雨。

崖を下り終え、氷河を渡ります。

「天気が悪いので急ぎます」とガイドさん。

行きと同じようにロープでチーム全員がつながって行きます。

が、帰りは走りますとのこと。

普通の靴ですが、スキーのように滑って走ります。

きゃーっ!

速い、速い、速いーっ!

ついていけないーっ!

私スキーしないんですーっ!

バランスを崩した私はお尻をつく形で転びました。

が、すごいスピードですべっているので止まりません。

ロープでつながっているので引きずられていきます。

立とうと試みますが、無理。

もう為すがままに、されるがままに引きずられるだけ。

これは犬ぞりか?

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

私の前を走るのは4人。

そうか、人が4人もいれば私(と後ろの人もこけてた)ぐらい、こんなスピードで引きずれるものなんだ。

能面の表情で連れていかれる私。

前を走っていた旦那さん曰く、私が転ぶとロープが左右にブンブンと振られるので「あぁこけてる!」とわかるそうですが、止まろうにも前3人の勢いで為すすべはなかったと(笑)

引きずられたまま氷河を横断。

後は下るだけ、と思っていたらどうやら雪が残った斜面を滑り降りて帰るようです。

おう、お尻で滑るのは得意だぜ。

が、これが、まだ滑るんか!というぐらい長い。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

皮下脂肪の薄いうちの旦那さんは途中から尾てい骨が傷み、立ち上がって走っていました。

山のふもと近くで解散。

後はゆっくり散策したい人はどうぞ、とのこと。

そんな元気あるかい、ということでテントへと向かいます。

靴を十分に履きならしていなかった人もいて、頂上から下山時にどんどん遅れていき、ふもとでは目に涙がたくさんたまっていました。

靴、重要。

他にも「膝が心配だったけど、どうやら小指がぐちゃぐちゃになってる気がする」という人も。

みんながんばったね。(うちの旦那さんは屁の河童だったようです)

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

借りていた装備を返却しに行くと、ガイドさんが冷たいリンゴンベリーのジュースをふるまってくれました。

そこでガイドさんが私に一言。

「本当に…ね!」

そしてヘラヘラとお互いに笑いあっていました。

旦那さんも私も、ガイドさんはみなまで云わなかったが、「ダメかと思ったね」って喉まででかけてたよね、と意見が一致。

本当に登ったのか、実感がない登山でした。(きつすぎて)

この日から、私と旦那さんの会話のメインは私のケブネカイセ登山について。

終わったことなので、話すたびに笑いがこみあげてくるダメっぷり。

スウェーデンに来て5年。

最近の約2年は在宅ワークで、家から一歩もでないこともしばしば。

出ても車でぶーんとおでかけ。

東京マラソンでフルを走ったのも遠い過去。

九州を自転車で縦断したのも遠い過去。

スペインを自転車で2100km走ったのも遠い過去。

富士登山をしたのも遠い過去。

過去にできたことが今でもできるとしたら、それは日々の積み重ねあるのみ!

これじゃいかん、と家に帰った翌日に電気屋さんに行き、スマートウォッチを購入。

歩数計がついているので、1日1万歩、歩いています。

生まれ変わるぜ。

さて、この日は疲れたのでお腹が空かず。

晩ごはんは特になし。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

さて、いよいよ最終日。
その8)王様の散歩道 サーミのカフェ巡り、に続きます。

☆————–
本日の楽ちん情報はこちらです。

ケブネカイセ頂上までヘリコプターで行けます。

KALLAX FLYGという会社主催のニッカルオクタからの往復20分ツアー

ヘリコプターは貸切りになるようです。

1~4名は5900kr(76700円くらい)
5~7名は8150kr(105950円くらい)

頂上で20分自由時間があるので、最後のひと登りを自分の足で踏みしめることもできます。

実際に、お父さんらしき人が「5歳の子が自分の力でケブネカイセに登ってるんだよ、見て、見て!」と頂上で云っていたので、「5歳でも登れるのに私は何だ…」と思っていたら、旦那さんが「ヘリコプターで来たって云ってたよ」と教えてくれました。

ニッカルオクタから往復、そして頂上で降りれるので人数で割れば全然高くないです。

周りの山々が見えるのを考えれば安いかも。

☆————–

■ラップランドを旅するシリーズはこちら↓

その1)寝台列車
その2)王様の散歩道 Abiskoからスタート!
その3)王様の散歩道 Alesjaureを目指して川を渡る
その4)王様の散歩道 峠越え
その5)王様の散歩道 蚊の来襲
その6)王様の散歩道 どの山がケブネカイセですか?
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ラップランドを旅する その6)王様の散歩道 どの山がケブネカイセですか?

ラップランドで夏休みを過ごした私たち。

王様の散歩道(クングスレーデン/Kungsleden)と呼ばれるトレイルを歩きました。

トレイルの予定はこちら。

1日目:15km
└(アビスコツーリストスタフン/Abisko turiststaion→アビスコヤウレ/Abiskojaure)
2日目:20km
└(アビスコヤウレ/Abiskojaure→アレスヤウレ/Alesjaure)
3日目:25km(峠越え含む)
└(アレスヤウレ/Alesjaure→セルカ/sälka)
4日目:12km
└(セルカ/sälka→シンギ/singi)
5日目:14km(夜20時までに到着必須)
└(シンギ/singi→(ケブネカイセフェルスタフン/Kebnekaise Fjällstation)
6日目:ケブネカイセ登頂
7日目:19km

実際に歩いた距離はこちら。
1日目:約19km
└(目的のアビスコヤウレを2kmほど過ぎて終了)
2日目:約23㎞
└(目的のアレスヤウレを5kmほど過ぎて終了)
3日目:約20km
└(目的のセルカで終了)
4日目:約14km
└(目的のシンギを2kmほど過ぎて終了)

さて、王様の散歩道5日目、スウェーデンで一番高い山がわからない、です。

—————-

この旅で2番目にいい景色の場所でテントを張った翌朝。

朝いちばんだと蚊もいない。

派手に動くと蚊に感づかれるので、今日はテントを畳むのを食事の後に。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

今日は目的地まで12km。

余裕です。

今日も素晴らしい景色の中を歩きます。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

途中で北極圏にしか生息していなレミングを2度見かけました。

人間に対しては怒りんぼで知られているレミング。

全然怒りんぼではありませんでしたが、可愛くて可愛くて、私はレミングファンです。

途中、道がわかりにくそうなところには、こっちじゃないですよ、と石を並べてお知らせしてあったり。

こっちですよ、と石で矢印が作られていたり。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

メスのヨーロッパオオライチョウ/Tjäderとそのヒナたちを見かけたり。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

のんびりとハイキングです。

そろそろケブネカイセも見えてくるだろう、と探す私たち。

富士山のように山の形を知っているわけではないので、どれがケブネカイセかわかりません。

これか?と思う山の写真をバシバシとりますが、次々とイヤ、これかも、という山がでてきます。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

ケブネカイセ頂上にはヘリコプターでもいけるため、ヘリの音がする方向から多分これか?と思った山の写真を撮りました。

奥の右側の山がケブネカイセかと。(奥の左もケブネカイセの一部のようです)

さて、どうやら本日の目的地の山小屋(ケブネカイセフェルスタフン/Kebnekaise Fjällstation)到着。

すごい岩だらけの場所にテントがたくさん。

どうやら山小屋の建物から150メートル以内にはテントを張ってはいけないようです。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

え、居心地悪そうだしここはイヤだわ、と思い、一旦山小屋の敷地内を通ってニッカルオクタに続く道沿いをチェック。

森が広がっていて、いい感じです。

本日のキャンプ地決定。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

キャンプ場ではホッキョクギツネも数回出没。

食べ物を狙っているのかと思ったけど、鳥を捕まえていました。

ちなみに、私たちが王様の散歩道に行ったのは7月18日~24日。

ハイシーズンということでした。

が、ハイシーズンって何?というほど人がいません。

写真を撮る時も、ほとんどいつでも誰もいない写真が撮れます。

山小屋利用の場合はもっとハイシーズンを感じたのかもしれません。(満室という文字もみかけました)

山小屋のキッチンは人の熱気で空気が悪い。

外でのんびりするほうが好きです。

もしくはレストランを使用したい。

この山小屋はケブネカイセを目指す人が多く、比較的すぐに来れる場所にあるのでレストランが併設されています。

さて、晩は翌日のケブネカイセ登頂にむけてのツアー説明会です。

全然調べていませんでしたが、どうやら氷河をわたり、クライミングをするようです。

30分に一度5分の休憩をとるそうですが、遅れてしまいその休憩までに追い付かなくなってしまう人は氷河の手前で一人で帰らされるようです。

一人で…

少し不安がよぎりました。

さて、今回のメインイベント、その7)王様の散歩道 山をなめるな!ケブネカイセ登頂!に続きます。

☆————–

本日の楽ちん情報はこちらです。

1)山小屋に泊まって、施設を使いましょう

山小屋泊は結構なお値段なようで、会員の大人二人、4人部屋で3175kr(41300円くらい)。

予約はこのページから。30~33週がハイシーズンで予約がとりにくいようです。

2)テント泊だけど施設の設備を使いたい

キッチン、トイレ、シャワー、サウナ、乾燥室などを使いたい場合は一日一人会員料金250kr(3250円くらい)、非会員350kr(4550円)で使うことができます。

3)レストランで快適に。

ディナーは会員一人410kr(5300円くらい)、非会員465kr(6000円くらい)。

高っ!

でもものすごく美味しそうです。

そして雰囲気も悪くない。

シャンパンも置いていて、ラグジュアリー。

ハイシーズンは予約をとったほうがいいようです。

手作りお弁当も売店で売っています。

お値段90~130kr(1200~1700円くらい)で美味しそうで、レストランはちょっと…という方にぴったり。

朝ごはん/ランチパックもあって、それぞれ会員115kr(1500円くらい)、非会員130kr(1700円くらい)。

焼きたてのパンやらなんやらの豪華朝食ブッフェをランチパック用の袋をもらって自分で詰めて山登りにもっていけます。(朝食は朝食、ランチはランチで別料金)

デイハイクをしてレストランでランチをとることもできます。

会員115kr(1500円くらい)、非会員130kr(1700円くらい)。

詳しくはこのページをご確認ください。(スウェーデン語)

会員というのはSTF(Svenska turistföreningen/スウェーデン観光協会)のことです。

26歳以上の大人一人につき295kr(3800円くらい)ですが、同じ住所の大人2人と25歳までの子供全員のファミリー会員は450kr(5900円くらい)とお得。

山小屋泊や利用が安くなるだけでなく、STF主催のツアーも割引があります。

提携している電車、アウトドア用品店、本や地図なども安くなります。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

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■ラップランドを旅するシリーズはこちら↓

その1)寝台列車
その2)王様の散歩道 Abiskoからスタート!
その3)王様の散歩道 Alesjaureを目指して川を渡る
その4)王様の散歩道 峠越え
その5)王様の散歩道 蚊の来襲
・その6)王様の散歩道 どの山がケブネカイセですか?
その7)王様の散歩道 山をなめるな!ケブネカイセ登頂!
その8)王様の散歩道 サーミのカフェ巡り


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ラップランドを旅する その5)王様の散歩道 蚊の来襲

ラップランドで夏休みを過ごした私たち。

王様の散歩道(クングスレーデン/Kungsleden)と呼ばれるトレイルを歩きました。

トレイルの予定はこちら。

1日目:15km
└(アビスコツーリストスタフン/Abisko turiststaion→アビスコヤウレ/Abiskojaure)
2日目:20km
└(アビスコヤウレ/Abiskojaure→アレスヤウレ/Alesjaure)
3日目:25km(峠越え含む)
└(アレスヤウレ/Alesjaure→セルカ/sälka)
4日目:12km
└(セルカ/sälka→シンギ/singi)
5日目:14km(夜20時までに到着必須)
6日目:ケブネカイセ登頂
7日目:19km

実際に歩いた距離はこちら。
1日目:約19km
└(目的のアビスコヤウレを2kmほど過ぎて終了)
2日目:約23㎞
└(目的のアレスヤウレを5kmほど過ぎて終了)
3日目:約20km

さて、王様の散歩道4日目は蚊に悩まされます。

—————-

連日20kmほど歩いてきましたが、今日の予定は12km。

楽勝。

朝起きて、いつものように旦那さんは朝食の準備、私はテントの片付け準備。

テント内を空にして、フライシートを外し、テントを乾かそうと持ち上げました。

わっ!

何かが走り出して、その辺の小さな木の茂みに逃げ込みました。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

レメル/lämmelだ!

と旦那さん。

レメルって何よ。

どうやら日本語ではレミング。もしくはタビネズミ。

知らない(笑)

どうやら北極圏にだけ住んでいるようです。

ハムスターみたいな大きさですが、三毛猫みたいな色です。

可愛い。

旦那さん曰く、集団自殺をすることで有名だそうです。

崖から次々と飛び降りることがあるとか。

それは誤解だとか伝説だとか…

何にせよ、朝から可愛いレミングが見れて幸せでした。

どうやら毛の生えた動物(猫とか)に飢えているようです。

帰ったらうちのおじいちゃん猫が嫌がるほど抱っこしよう。(ほどほどにしろ)

さて、歩き出してすぐ絶景。

その後もずっと絶景。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

私の中ではスイスを歩いているようなイメージでした。

今回歩いた110kmの中でこの日が一番絶景続きだったと思います。

起伏もそんなになく、渡渉もなく。

これぞ王様の散歩道。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

さて、朝9時前に出発して、13時半ごろにはシンギ/singiの山小屋に到着。

あっという間。

山小屋についたらコーヒーを買って飲むことにしていたので売店探し。

…ない気がする。

聞いてみると、タイ産の鶏肉だったら売ってるわよ、と。

え?

なんだ、そのピンポイント。

多分泊まる人の自炊用で売っているようです。

コーヒー飲みたかったんだよね、と山小屋の人と話していました。

あ、冷たいリンゴンベリーのサフト(コケモモのジュース)だったら外のテーブルに置いてるから好きなだけ飲んでいいわよ、と。

わー、嬉しいー。

リンゴンベリーサフトを旦那さんとゴクゴク飲んでいたら、隣に座っていた人たちが食事を作り始めました。

あれは…

多分だけど自家製のインスタント食品と見た。

自家製かどうか聞いてくれと旦那さんにお願い。(自分で聞け)

えー、といいつつも興味がある旦那さん。

すみません、変な質問してもいいですか、と。

やっぱり自家製インスタント食品でした。

大まかな作り方が聞けたので、帰ったら自家製インスタント食品づくりプロジェクトをはじめようと決めました。

減ることのない私のプロジェクト(笑)

冬の間にやってみて、来年の夏は自家製インスタント食品でキャンプに行こう。

さて、実は私たちの王様の散歩道はここまで。

ケブネカイセ方面は違うルートの名前がついています。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

クングスレーデン(王様の散歩道)の看板をたどって行くとケブネカイセには着かないのでご注意を。

実際にケブネカイセの山小屋近くでキャンプしていた時、他の人が道を間違えたまま4時間歩いてた話を聞きました。

王様の散歩道は岩などの赤いドットが目印です。

ケブネカイセに行く道は白いドットになっています。

2kmほど歩いて、湖を見下ろす素敵な景色の場所でテントをはることにしました。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

足元がフカフカです。

その辺で水浴びをして、ゴハンを食べて。

なんだかここは蚊が多い。

地面に近いと蚊がさらに多い気がして、岩の上に立って食事です。

すごい数の蚊をよく見ていると、指揮棒をふるような幅で上下を行き来しています。

面白い蚊もいるもんだ。

時間がありあまっているので、私は少し休憩。

旦那さんはその辺を散策してくるとのこと。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

30分ほどしたらトナカイのツノを4本ほど持って帰ってきました。

きゃー、私も見つけたい!と一緒に散策。

トレイルから離れてちょっと歩くと、ポロっと落ちているもんです、トナカイのツノ。

きれいな形のものを選りすぐって持って帰ります。

アハハハ、フフフフ、とキャアキャア散策を楽しんでいましたが、どうも蚊が増えている気がする。

手で振り払っても全く振り払いきれない。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

見えないかと思いますが、服にも帽子にも蚊がたくさんとまっています。

蚊よけスプレーをかけても効果が見られない。

羽音がすごい。

急いでテントに逃げ込んだが、テントにもピシピシとぶつかってくる蚊の大群。

獲物を逃し怒り狂った羽音が1時間ほどやみませんでした。

スウェーデンの蚊にアレルギーがあるっぽい私は、蚊よけのヘッドネットを購入していました。

が、正直まぁなくてもいいよね、という感じでした。

確かに蚊は多いし、刺されるけど、塗るタイプの蚊よけがかなり効き、許容範囲でした。

が、ここはすごかった。

大げさではなく。

ここを歩くならヘッドネットがあってもいいかと思います。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記
※持って行った蚊よけで一番効き目があったのはスティックタイプのUS622でした。
耳や顔にも手軽に塗れて、塗ったところにはすぐに蚊がとまらなくなります。
スプレーは風で流されるのか顔周辺にはあまり効かず。
気休めで背中、腰、ズボンなどの上からかけていました。
オイルタイプは手がベタッとするので途中から全然使わず。

キルナなどの北スウェーデンは寒いイメージで蚊がいない気がしますが、多いんです。

種類も南スウェーデンのとは違うようです。(蚊は3000種類以上いるそうです)

全体的に動きが遅いのは同じですが、刺すのがヘタな蚊が多いようで、「痛っ!」と気付くことが多々。

そして体が柔らかいのか何なのか、パチンと叩いたはずが、手をどけるとフワーンと飛んでいく率も多い。

叩いたら、すり潰す。

これに限る。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

その6)王様の散歩道 どの山がケブネカイセですか?に続きます。

■ラップランドを旅するシリーズはこちら↓

その1)寝台列車
その2)王様の散歩道 Abiskoからスタート!
その3)王様の散歩道 Alesjaureを目指して川を渡る
その4)王様の散歩道 峠越え
・その5)王様の散歩道 蚊の来襲
その6)王様の散歩道 どの山がケブネカイセですか?
その7)王様の散歩道 山をなめるな!ケブネカイセ登頂!
その8)王様の散歩道 サーミのカフェ巡り


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