ラップランドを旅する その2)王様の散歩道 Abiskoからスタート!

ラップランドに着いた私たち。

目指すは、王様の散歩道。

あぁ、なんて素敵な響き。

スウェーデン語でクングスレーデン(Kungsleden)。

英語でThe Royal Trail。

日本語にすると王様の散歩道。

トレイルを散歩道と訳す日本語の美しさ。

散歩道というわりに、全長400km以上。(Abisko fjällstationから出ている緑、そして紫のラインが全貌です)

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

全部を歩く時間は今回なかったので、人気のルートを歩きました。(グリーンのラインが今回の予定)

アビスコ(Abisko)からニッカルオクタ(Nikkaluokta)の約110km。

1日目は、
アビスコツーリストスタフン(Abisko turiststaion)→アビスコヤウレ(Abiskojaure)
の予定です。

その距離、15㎞。

9kmの荷物を背負って15km…

散歩道…

もりもりと朝食を食べ、スタート地点までの一駅(2km)を歩きます。

道端に咲いている花が南スウェーデンとは違う。

可愛いわー。

あ、サーミの博物館があるみたい。

行きたいなー、きっとゴール地点の町にもサーミの博物館あるかな、ということで行かずに先にすすみます。(ゴール地点の町にはなかったです)

地図を見ると、今日は川沿いをずっと進めばいいようです。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

わー、久しぶりの川。(エーランド島には山がなければ川もない)

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

尾瀬のように、どこまでも続く木道。

木陰の中を歩くので暑くもなく、とてもいい。

途中に川を渡る渡渉(としょう)があるということで、水の中も歩けるサンダルも持ってきていました。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

が、本日の道ではこれくらいで、靴でも全然大丈夫でした。(私たちの靴はゴアテックスのハイカット)

お昼はクネッケ(硬いパン)に、ノルウェーの月兎耳さんからいただいたサラミ。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

この下にひいているグリーンの布はたしかはるか昔マレーシアで買ったパレオです。
バックパッカー旅にはかかせないこの一枚。

寒い時には首まわりにまいたり、
乗り物の中ではひざ掛けになったり、
泳ぎに行くときはこれを身体にまいて首でくくってサマードレスにしたり。
共同シャワー場にもサマードレス仕様で行くと脱ぎ着が一瞬です。
お弁当を食べる時は敷物がわり。
バックパックの中身を出す時も敷物がわりにポンポン乗せれます。
テントの前室がわりにも。
風呂敷のようにも使えます。

話がそれましたが、食事。

要所要所にある山小屋のほとんどで食料などの購入は可能ですが、できる限り自分たちで持って行きたい私たち。

このサラミ1本で、1週間2人分の朝ごはん、昼ご飯がまかなえました。

クネッケも2パックでぴったりでした。

途中キャンプ場があったり、キャンプ場があるところにはトイレがあったり。(トイレットペーパーがかなりの確率であります)

ふーん、こんな感じか、と知った初日。

道はわかりやすく、迷うこともありません。

さて、いよいよ目標の最初の山小屋です。

が、ここで、鬼軍曹(旦那)登場。

「明日の予定は20kmでしょ?今日もうちょっと歩いて稼いどかないとキツくなるんじゃない?」

はい、予定を立てたのは私。

そして歩くのが遅いのも私。

予定では

1日目:15km
2日目:20km
3日目:25km(峠越え含む)
4日目:12km
5日目:14km(夜20時までに到着必須)
6日目:ケブネカイセ登頂
7日目:19km

です。

えー…

確かに、予定では今日の15㎞を5時間ほどで歩くつもりでした。

が、荷物が重い。

景色も見たい。

初日なので体がなまっている。

と休憩しながら歩いていたら予定時間はとっくにオーバー。

うーん、じゃあちょっとだけ…

山小屋はルートから外れていたので、わざわざ行かなくていいか、と立ち寄りませんでした。

そろそろ体力なくなってきました、と訴えて訴えて、やっとOKの許可をもらいました。

朝9時から夕方17時前まで歩いて、やっとその辺にテント設営。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

晩ごはんはアウトドア用のお湯を入れたら出来上がり、フリーズドライフード。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

これは日数分持って行ったけれど、疲れすぎた日があり、きれいに2個余って持って帰ってきました。

どちらのメーカーも美味しかったですが、左のチキンフライドライスは塩コショウがないと物足りなかったです。

初日はチキンティッカマサラをチョイス。

うん、美味しい。

スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記

※地図は、https://alpencols.nl/のを使用

結局今日は19kmほど歩きました。

散歩ってこんなんやっけ?

ラップランドを旅する その3)王様の散歩道 Alesjaureを目指して川を渡る、に続きます。

■ラップランドを旅するシリーズはこちら↓

その1)寝台列車
・その2)王様の散歩道 Abiskoからスタート!
その3)王様の散歩道 Alesjaureを目指して川を渡る
その4)王様の散歩道 峠越え
その5)王様の散歩道 蚊の来襲
その6)王様の散歩道 どの山がケブネカイセですか?
その7)王様の散歩道 山をなめるな!ケブネカイセ登頂!
その8)王様の散歩道 サーミのカフェ巡り


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ラップランドを旅する その2)王様の散歩道 Abiskoからスタート!” への4件のフィードバック

  1. turという言葉は本当にくせもの、それは散歩というよりもはや修行、なぜここの人たちはこの苦行をこんなに好むのか?大学に入り直して卒論のテーマにしたいくらいです。とはいえ慣れというのは恐ろしいもので、急な登りも下りも少しずつですが楽に歩けるようになってきた気がする今日この頃。でもまだ重い荷物を背負って長距離の山道を歩く勇気はありません。尊敬。
    ところでヘラジカのサラミで1週間とはまたワイルドな!REAL TURMAT はビーフシチューが美味しいらしい(義父オススメ)ですが試されましたでしょうか。
    3日目の峠越えがどうなったのか気になる…ドキドキ。

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    1. そう、散歩というより修行。どんどん歩みが遅くなる私に比べ、いつまでも笑顔でしゃべりながら歩き続けることのできるここの人たちの体力計り知れず。
      ヘラジカのサラミ、ありがとうございました。1週間の私たちの力の源になってくれました。色は悪いけど美味しかったです(笑)
      REAL TURMAT、義父さんも御用達ですか!あれがなかった昔は缶詰とか持って旅してたのかな、と話していたんですがどうなんでしょうね。結構お値段する(レストランのランチ一回分くらい)ので、ちょっとちょっと安かった黄色のパッケージのほうメインで、REAL TURMAT はビーフシチューは試さず!次回!
      今回のキモは峠越えではないんですねー。ふふふ。乞うご期待!

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    1. 股関節(笑) 股関節より、肩が痛くなりました。背中バキバキでした。そりゃそうだ、勤務時間中ずっと荷物背負ってりゃそうなる!
      無事帰ってこれて本当によかったです(笑)

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