庭の木が枯れています。
雨よ降れ降れ。
急用があり日本に帰省していました。
飛行機のチケットを買ってから帰国まで1週間の緊急帰国。
日本に帰省するのは丸4年ぶり。
事情により、帰省連絡は家族と近所の友人のみ。
出かける予定も立てず、買うものもそんなに決めず。
なのに、帰省前日にネットでオンラインチェックインやら必要事項を調べていた時、魔が差しました。
ええ、タタミを購入。
夜中って、寝不足って、判断力がおかしくなります。
タタミって云っても、琉球畳のサイズ(85×85㎝)なので、日本の団地サイズの半畳です。
それを6枚。
ほんの3畳分です。
軽量ダタミなのでほんの10㎏ほど。
※帰国時の荷物です。コンパクトにまとまっているように見えます。
持って帰ってくるのは全然無理じゃないです。
本当に。
JALなら預入荷物のサイズは三辺の合計が203㎝、23㎏までなので余裕。
ええ、本当に。
もしちゃんとしたキャリーカートがあるなら。
そしてそのキャリーカートとタタミがラッピングか何かで一体化されていたなら。
そしてできれば二人以上なら。
私の今回の帰省は一人。
そして緊急で飛行機をとったので、乗り継ぎがメチャクチャ。
フィンエアーとJALの提携便という素敵な組み合わせですが、乗り継ぎが行きも帰りも各2回ずつ。
行きは
コペンハーゲン
↓
ヘルシンキ
↓
成田
↓(荷物を持って自力移動)
羽田
↓
伊丹
ヘルシンキでの乗り継ぎは約1時間。
飛行機が遅延して着き、乗り継ぎ便のゲートまで(道のり20分)の間に激混みの出国審査を済ませた時は少しドキドキ。
成田から羽田間の移動は、ガラガラのスーツケースなので全然平気。
しかも乗り換えなしの『アクセス特急』を使えば1800円しないぐらいで移動できます。
日本はまだまだ現金のみのところがたくさんで、アクセス特急使用は現金のみ。
ICカードチャージも現金のみ。
持っててよかった、ICOCA(SUICAとかPASMO的な大阪のICカード)。
成田で現金おろせてよかった。
乗り継ぎは4時間。
焦りもせず、チェックインしてからランチを食べてお土産を買う余裕もありました。
羽田からは大阪の伊丹空港。
私は南大阪出身なので、初めての伊丹空港。
伊丹空港からバスでなんば駅まで640円。
そこからは電車一本で実家の最寄り駅まで帰れます。
悪くない。
行きに問題はなし。
帰りは、
伊丹
↓
福岡
↓
ヘルシンキ
↓
コペンハーゲン
かなりの早朝に伊丹から旅立つため、車で送ってもらいました。
タタミの入った段ボールに他の荷物を入れた段ボールをくっつけて持っていきました。
伊丹空港にラッピングサービスがないことを知り、出発前日に家庭用ラップで段ボール同士をくっつけるという暴挙に。
強度が心配で、ガムテープやらヒモやらも使用。
フィンエアーとJALの提携便。
前日に電話でフィンエアーとJALに荷物のサイズを相談したらフィンエアーに合わせると云われましたが、国内便はJALだったので預け荷物のサイズはJALの規定でサイズは問題なし。(重さで超過…。わかっていたら重いものは手荷物にした…)
フィンエアーの規定なら三辺の合計が158㎝なので超過料金は75ユーロです。
無事にすべての荷物を預けたら次に荷物と会うのは終着コペンハーゲン。
安心、安心。
さて、福岡での乗り継ぎ時間は1時間ちょっと。
国内空港と国際空港間は無料のシャトルバスで移動。
ここでまた入国審査の行列。
間に合わない、と焦るイタリア人団体が審査の列をぶち抜いて行くのでついていきました。
おかげでギリギリ間に合いました。
ヘルシンキの乗り継ぎも1時間半ほど。
ここは余裕があるわー、とのんびりしていたらいつの間にか搭乗ゲートが変更されていて、慌てて移動。
「本当の本当にギリギリよ、あなた!」
とグランドホステス(今なんていうのかわかりません)に云われました。
まぁ、ここまでは多少疲れたものの、問題なし。
次回からはこんな変な乗り継ぎ便は選ばない。
勝負はここからです。
コペンハーゲン空港から駅までは近いしエレベーターもあります。
一度電車に乗れば後は乗り換えなしでカルマルまで。
それさえ乗り切れば旦那さんが駅まで迎えにきてくれます。
コペンハーゲンではタタミの入った段ボールとくっつけていた段ボールがバラバラになって出てきました。
自家製ラッピングサービス、大失敗。
こんなことで焦ってはいけない。
その辺にあったベビーカーか何かが入っていたビニールを再利用。
何とか駅のホームまで行けそうです。
なぜか直通電車がない時間帯。
へなちょこなキャリーカートしかないので乗り換えはしたくない、と3時間ほど駅で待ち、やっと乗車。
ところが、
もちろん、
こんな時に限って、
都合によりバスにお乗り換えくださいとのアナウンス。
キャリーカートからタタミがすべるのよ。
すべってカートから落ちるのよ。
別の段ボールもカートからすべり落ちるのよ。
どっちかひとつだけなら全然簡単だったのよ。
そして電車とホームの間は持ち上げないといけないのよ。
バリアフリーはどうした、スウェーデン。
タタミのためには乗務員は段差をなくすスロープは出してくれないのよ。
タタミの幅が駅のエレベーターより大きいのよ。
キャリーカートは横向きには動かないのよ。
必死の思いでキャリーカートからずれ落ちるタタミ(10㎏)と段ボール(16㎏)を積みなおしての移動。
バス停は駅の外。(当たり前)
駅の出口のスロープ、狭っ!!!
タタミは通れません。
乗り換えのバスに誘導している係りの人にお願いしました。
「すみません、あのバスに乗り換えるんですが荷物を階段から降ろすの手伝ってもらえませんか」
階段は3段ほど。
「No」
「え?」
「No」
「今、Noっていいました?」
思わず聞き返していました。
まさか係りの人に断られるとは思ってなかったのでびっくりしました。
隣にいた違う人がさっと来て手伝ってくれましたが、びっくりした。
乗り継ぎのバスに荷物を載せてもらう時、重いからでしょうか、ドライバーのおじさんがタタミと段ボールとキャリーカートを荷物置き場に投げ込み、その上に私のスーツケース(23㎏)を投げ込みます。
こら!
荷物にはワレモノも入っとんねん!
この駅のバスの職員、なんやねん、と思いながらバスの中で乗り継ぎの電車の時間をチェック。
あと10分かー、
間に合うかなー、
あれ?
えーっと、高速に乗ってる?
どこに行くの?
え、乗り継ぎのバス、30分近く乗るようです。
あかん、
次の電車は何時や、
あ、よかった、一応あるわ、
カルマルまでの最終電車やけど…
危なー…
旦那さんにメール。
「最後のパワーをふりしぼっています。
次バスや電車の乗り換えがあったらもう無理です。
その場合は乗り換え地点まで車で来てください。」
乗り継ぎ駅でもタタミが、段ボールが、キャリーカートから滑り落ちます。
エレベーターの幅、もうちょっと広ければ、と思いながら荷物を持ち上げて移動。
落ち着け、
がんばれ、
あと少し。
キャリーカートで横移動できるのってないのか?
あったらそれを買うわ!
と思いながら、何とか乗車。
電車の中で、車内販売のコーヒーと甘いもので一息つきましたとさ。
ええ、無事にタタミは家まで持って帰れました。
翌日は背中が筋肉痛。
両腕はあざだらけでちょっと腫れていて触ると痛い。
そんな時はタタミの上で横になって本でも読めばいいんじゃない?
ほほほほほ。
タタミ、最高。
イグサのにおい最高。
おじいちゃん猫、ギズが爪をとぐんじゃないかと心配していましたが、興味さえないようです。
よしよし。
固綿って書いてあったけど、少しやわらかめの低反発的な感じです。
イグサさえ見つければ自分で編んで好きな固さのタタミが作れそう…(何でも作ろうとするな)
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