太陽と風の島、エーランド島。
天気がよくても風が強いので体感温度が寒い。
温室を作って本当によかった。
突風が吹こうが、お天気雨が降ろうが温室にいれば太陽の暖かさだけを感じます。
旦那さんの友達と一緒にやったBBQ(ホットドッグ)も温室で食事したので夜が更けても寒くなかった。(薪ストーブ焚きました)
お皿にエディブルフラワー(庭のスミレ)をデコレーションしました。
炭焼きソーセージをはさんだホットドッグに散らすとまぁ可愛い。
が、エディブルフラワーに慣れていない旦那さんの友達は指先でススーッとスミレをお皿の端に…
さて、バレンシアの一軒家には結構な割合でパエリア小屋が庭のどこかにあります。
日曜日は家族(親族)でパエリアが定番。
BBQなどもそこでするようですが、名前はあくまでパエリア小屋。
バレンシア郊外のバレンシアオレンジ畑に家を持っている友人宅にもあります、パエリア小屋。
クライミングの後に美味しいパエリアを食べにいくはずだったんですが、予約をしていたにも関わらずパエリアがなかったという事態に…
初めてのスペイン、初めてのバレンシアのうちの旦那さんのために友達がパエリア教室を開いてくれました。
冬のパエリア(3月だったので)によく使われるのは
・アーティチョーク
・空豆
・鶏
・ウサギ(鶏と一緒の場合はウサギ少な目の3:7で)
・鶏とウサギのレバー
友達の旦那さんが町で美味しいウサギと鶏を買ってきてくれるのを待つ間、そら豆をむいて、ビールを飲みます(うちの旦那さんは飲まないので友達と私だけ飲む)。
スペインはビールが美味しい。
お店で「カーニャ(グラスの生ビール)」を頼むと泡を掻き出して掻き出してキメの細かな泡だけを残したビールが出てきます。
何杯でも飲めるで。(今までで一番美味しかったのはマドリッドの美術館近くのバル)
みんなビールやワインをガンガン飲みます(水がわりなので別に酔わない)。
スウェーデンで知り合った友人たちはそんなに飲まないの(学生は浴びるほど飲むようです)で誰かが一緒に飲む楽しさがよみがえってきます。
話がそれましたが、アーティチョークもむいて準備します。
むいて、むいて、むきまくったアーティチョークはカットして水につけてアク抜きします。
お米はロックグラスくらいの大きさのグラス1杯で二人分。
トマトはサイコロに切って、パプリカは柵に切ります。
調味料は
・塩
・オリーブオイル
・パプリカパウダー
・コロランテ(サフラン代わりの色付け)
私は友達からパエリアのレクチャーを受けながら13年前の思い出話やら最近の話に花を咲かせていました。
その頃、うちの旦那さん(スペイン語はできない)と友達の旦那さん(英語は話せない、スペイン語よりもバレンシア語がつい出てくる)は二人で何をしていたでしょうか。
キッチンから出ると旦那さんが横たわっていました。
すいません、何が起きているんでしょうか?
あぁ、あれマッサージ、とサラリと友達が云うので私たちはそのままパエリア小屋に移動。
パエリア専用のパエリア鍋にたっぷりのオリーブオイルを熱し、肉とレバーを焼きます。
パプリカも焼き目をつけます。
一旦取り出したレバーとパプリカと入れ替わりにアーティチョークを入れます。
ここで忘れそうになっていたそら豆も入れて、塩。
いい感じになったらサイコロ切りのトマトを入れて混ぜます。
真ん中を開けて生米(洗いもしません)を入れます。
生米もよく混ぜて、色が少し変わってきたらパプリカパウダーは小さじ1くらい(6人分に対し)。
ここでサフラン代わりのコロランテも少し(小さじ1くらい)
水を鍋の淵1㎝ほど残すくらい入れたら強火で。
レバーとパプリカも戻します。
塩を入れて味付け。
そしてお肉からいいだしがでたくらいでその煮汁を少しとっておきます。
この煮汁は後で「もうちょっと炊いたほうがいいな」と思った時に使います。
水を足すと味が薄くなってしまうので。
ローズマリーは早い段階で入れると味が移りすぎるので、最後のほうでポンとのせます。
鍋から直接スプーンで食べるのが本場パエリア。
ちなみに、私はよくフライパンでパエリアを作ります。
これもバレンシアの友達に習いました。
具材別に半分くらい火が通るよう炒めます。
それぞれ塩をしっかり。
例えば、まず鶏肉を炒めて塩。
取り出して、次はパプリカを炒めて塩。
取り出して、インゲン豆を炒めて塩。
取り出して、お米を少し透き通るまで炒めて、水を入れ、塩、サフラン。(ターメリックでも可)
そして鶏肉、パプリカ、インゲン豆を戻して中火で約15~20分。
フタはしません。
味が薄いな、と思ったら食べる時にたっぷりレモンを絞れば誤魔化しOKです。
簡単なので是非どうぞ。
バレンシアの友達もお店でパエリアを食べて、いまいちだな、と思ったらレモンをたっぷり絞ります。
ところで、旦那さんがやってもらっていたのは、オーストラリアのディジュリドゥだったか、アロエ科の大きなのだったかに頭をすっぽりと包んでもらって上からボーッと吹いてもらう音でマッサージというもの。
そうだった、彼らは口琴とかちょっと変わった楽器が好きなんだったわー、と懐かしく思いました。
ブログランキングに参加しています
いつも応援クリックありがとうございます
売り上げランキング: 7,173